1924(大正13)・11・21

~孝吉の日記~

快晴。追手にて海波静かなり。正午頃、西貢サイゴンの陸地近くを進む。大陸の山の頂は輝いたる雲にて覆はれたり。夕暮、川島君、プールにて水泳す。

今日も夕焼は美くしいといふよりも荘厳なるものであった。

夜、甲板に東風涼し。闇夜。

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